生後282日 5.8kg
かなりの期間、考えに考えて 悩みに悩んで避妊手術を受けさせることに決めた。獣医さんに何度も相談し、避妊手術を受けさせることに決めた後も 『卵巣のみの摘出』か『全摘出』かで更に悩んだ。で、豆は『全摘出』することに・・・。予約を入れたのが かれこれ2週間ほど前だったので、今日の日を迎えるまでに「本当にこの手術は必要なのだろうか・・」と再び悩んだりもした・・・。
朝、病院へ連れて行き血液検査をし、特に異常がなかったので予定通り手術することが決まった。何かあったときの緊急連絡先(私の携帯番号)などを記入し、獣医さんに「よろしくお願いします。」と何度も頭を下げると、看護士さんが「じゃ、豆ひめちゃん おあずかりしますね。」と言って豆を抱っこした。別れが惜しくなるので足早に診察室を出たが どうしても気になり後ろを振り返ると、豆が「エッ!?私はッッ?私は一緒に帰らないのッッ!?」とでも言いたそうな表情をし、大慌てで足をバタバタさせている!!!「あ、やっぱり手術やめて 連れて帰ります・・。」と喉まで出かかったが グッと呑み込みそそくさと病院を出た。切ない気持ちを抑え、家に帰るといつもならリビングでウロウロしている豆がいない。あぁ、豆がここにいる生活が当たり前になっていたんだなぁ・・と豆の存在の大きさを改めて実感しながら、さっきまで豆が咥えて遊んでいたおもちゃを片付けた。私の携帯が鳴らないことを祈りながら待ち続けようやくお迎えの時間!!!逸る気持ちを必死で抑えながら主人と一緒に病院へ行くと獣医さんが「無事終わりましたよ。」と笑顔で迎えてくださった。「これです。」と豆の体から摘出した子宮と卵巣を見せてもらったが、きれいなピンク色をした細い子宮と小豆よりも小さな卵巣で、思っていたよりもかなり小さくて驚いた。麻酔をするので一緒に抜け残りの乳歯も抜いてもらうことになっていたが「かなり深く残っていた為、歯茎を切開して縫いました。」と言われた。ヒィィ!!そこまでするなんて聞いてなかったのでちょっとひいたが、まぁ1度の麻酔で全て終わらせることが出来たのだから良かったのだろうと無理矢理自分を納得させた。術後の注意点など聞いている間も とにかく早く豆に逢いたくてソワソワしたが、ようやく看護士さんが奥から豆を抱っこして連れてきてくださった!!!看護士さんから豆を受け取り、自分の手で抱っこした瞬間は本当に嬉しくて思わず泣けてきた。豆の手術に立ち会った獣医さんや看護士さんたちが「もう本当にイイコで、ずっと目を細めておとなしくしていましたよ。」と病院での豆の様子を話してくださった。が、私たちにはわかる。豆は『イイコ』にしていたのではなく、ただひたすら怖すぎて 動けなかっただけだったことが・・・。
いつも以上に優しい運転を心がけ、無事帰宅。時折細い声で「キュウゥウ~ン・・」と鳴いている。1日も早く元気な豆に戻りますように・・・。豆、本当によく頑張ったね。元気になったらいっぱいいっぱい遊ぼうね!!!
ちなみに病院で着せられていたガーゼで作ったこの腹帯。マジックで「抜糸 4/6~4/10」と書かれてる・・・。う~ん、あんまり可愛くないパジャマだねぇ・・・(笑)。