生後309日
シュナウザー兄ちゃんが外に出ていると豆も気になるらしい。
一緒に遊びたいけど、今日は夜から勤め先の懇親会があるから昼寝しておきたいし、また今度遊んでもらおうね~!と豆に言い聞かせ、リビングでうだうだしながら時間を過ごした。さてさて、懇親会では普段なかなか話す機会がない方々とお話ができ、楽しい時間を過ごした。驚いたことに色々話してみると犬と暮らしている人って結構多い。ポメラニアンとかコーギーとかラブラドールとかミニチュアダックスとかマルチーズとか・・・種類はいろいろだけど、犬の話となると白熱した愛犬自慢が始まるのは必至。今の時代を象徴するかのように、みなさんの携帯待受画面はモチロン愛犬♪「おいおい見てくれやー!」「キャァァかわいい~っっ☆」「ちょっと私の子、見てよ!」「や~ん!かわいすぎるゥゥ☆」「ちょっとちょっと!うちの子めっちゃくちゃカワイイで、ほら!!」「ワァァ~ッッ!!ちっちゃ~い!かわいいーーッッ!!!」 私も負けじと携帯をサッと取り出してパカッと開いて「うちの豆ですぅ~♪」とお披露目すると一瞬変な空気になり「うん・・、かわいいね・・・。」と明らかに表情が曇っている。「ん・・?」自分で画面を確認すると「しっ、しまった!!」昨日これに待ちうけ変えてたんやった!!!
豆には大変気の毒だが、この画像は一般的にカワイイ☆とされるものではない。一緒に暮らしている私にとっては『避妊手術後、ようやく元気が出てきて 腹帯をさせられたまま初めて食べる大人のおやつを超嬉しそうに頬張っている』というとても感慨深い画像なのだが、パッと画像を見せられるだけの方にとってはそんなことまで伝わるはずもなく、ただの卑しい犬がイケてない服を着て食べ物をむさぼっているようにしか見えないのは当然だろう。不幸中の幸いで、近くに座っていた数人しか見ていなかったので、私は大急ぎで とびっきり可愛く写っている選りすぐりの画像に待受画面を変更して携帯を差し出した。「キャァァ~☆豆チャンかわいいぃぃ~!!」と半ば強引に言わせた感じがしたが、とりあえず豆の名誉は守られた。どんなにブチャイクでも、豆は永遠に我が家のアイドルだから安心して暮らしておくれ・・・(笑)。